皆さんに苦渋の決断をしたことをお伝えします。

名古屋ラグビークラブは第28回全国クラブ大会の参加を辞退致しました。

応援していただいている皆様には大変残念な報告ですがチーム代表として苦渋の決断をいたしました。
ご理解の程よろしくお願いします。

辞退理由
選手、スタッフ、関係者チーム一丸となってクラブチーム日本一を目指し日々努力を重ね、去年の準優勝からもう一つ先を目指し今年も全国クラブ大会へ出場出来る機会を頂きましたが、今現在、コロナウィルス感染拡大がとまらない現状で、1番重要なのことは何かを考えました。
それはチーム、選手、スタッフ、関係者の健康、家族の健康、そして会社での立場、職場の仲間の健康です。
ラガーマンであると同時に会社員であり家族の一員です。
クラブラグビーへの理解度はまだ一般社会ではあまり認知されていない中、愛知県も非常事態宣言は出ていませんが自粛を求められている現状でプライベートでラグビーを楽しむために県外移動をして、万が一のことがあってはいけません。
トップリーグ選手や大学生、高校生は行動範囲がある程度確立しています。トップリーグなら練習場と家庭、職場の決められたエリア。学生は学校、家庭もしくは合宿施設とほぼ決まった行動が予測できますが、クラブチーム部員は行動エリアが不特定で通勤、職場、顧客、家庭と不特定多数の方との接触があります。
同じラグビーの試合でも全くカテゴリーが異なります。
安全に県外移動をして安心して試合をするということに疑問を感じました。
当チームもそうですが相手チームも検査をしていないので全員が陰性で安心して試合が出来るとは限りません。

日本ラグビー協会にも意見書を提出して相談させて頂きました。

最終的に名古屋ラグビークラブ代表として今回の全国クラブ大会への参加を辞退することを決めました。

賛否があると思いますが選手の健康、家族の健康、会社員としての立場を守るのが私の義務だと思い苦渋の決断をしました。
何卒、ご理解を頂き、これからもご支援を賜わりますようによろしくお願い申し上げます。

名古屋ラグビークラブ監督 内田治